7月1日に、三井住友カードからゴールドカードのナンバーレス版が出ました。修行で年会費が永年無料になったり、SBI証券のクレカ投信積立の還元率がNL平カードより高く、積立決済専用カードとして使いやすそうです。
年会費（修行で永年無料に）
このカードは通常年会費5,500円（税込）ですが、1年間で100万円使えば、次年度以降の年会費が永年無料になります。三井住友カードの年会費は、Web明細やマイ・ペイすリボの設定で抑える方法が有名ですが、昨今のルール改定でマイ・ペイすリボによる年会費削減が面倒になりました。ゴールド（NL）ならば1年修行さえすればそのような小技を毎年行う必要はなくなります。さらに、9月30日までは初年度年会費無料キャンペーンをやっているので、初年度のうちに100万円使えば年会費を一切払うことなくゴールドカードが持ててしまいます。
ポイント還元
通常還元率は0.5%
三井住友カード ゴールド (NL)は、通常還元率は0.5%です。普通に使う分には還元率は最低限です。
選んだ店で+0.5%還元
これはNL平カードでも共通の特典のようですが、自分のよく使う店を3店選ぶと、その店舗のポイント還元が+0.5%されます。対象は「約60店舗」とのこと。ただ、+0.5%としても合計で1%にしかならないので、還元率としてはまだまだ弱いです。エポスゴールドカードにも似た仕組みがありますが、そちらは+1.0%なので、それに比べても見劣りします。
コンビニ・マックでポイント5%還元
これもNL平カードと共通ですが、コンビニ3社とマクドナルドでVisaタッチorMasterコンタクトレスを利用した決済を行うと、5%還元となります（通常還元込）。5%は大きいのですが、一方でそもそもコンビニやマックはできるだけ使わずスーパーを使ったほうが得になるので、この還元を受けられる機会は少なそうです。自宅の近くに24時間営業のスーパーがあるということもあり。
毎年100万円利用で10000円相当のポイント付与
発行月から1年間の間に100万円利用すると、10000円相当のポイントが付与されます。つまり、100万円ピッタリ利用すると、1.5%還元（+選んだ店還元+コンビニマック還元）になります。ただ、100万円以降のボーナスポイント付与はないので、100万円以降は使うほど還元率が下がっていくことになります。
その他の特典
旅行傷害保険
旅行傷害保険については、最高2,000万円の海外・国内旅行保険が付帯します。ゴールドにしては少ないですね…平カードでもこのくらいのような。まあ年会費を考えると仕方ないかもしれないですね。
ショッピング補償
年間300万円までのショッピング補償が付帯します。
空港ラウンジ利用サービス
国内空港のいわゆるゴールドカードラウンジに入ることができます。
SBI証券のクレジットカード投信積立で1.0%還元（平カードは0.5%）
SBI証券が三井住友カード発行のクレジットカードによる投資信託の積立を始めますが、平カードの積立だと還元率は0.5%。楽天証券の楽天カード積立は1.0%還元なので、若干物足りない感がありました。一方、NLゴールドカードは1.0%なので、楽天証券と同等の還元率となります。今回、事実上年会費無料になるゴールドカードが出てきたことで、SBI証券のうまみが増しました。
高還元キャンペーンが実施中。修行のために支払い集約もアリ
2021/9/30まで、13000円相当の還元を実施中。4/30まで同程度の還元キャンペーンを行っており、悩んだ挙げ句スルーしていたのですが、待って正解でした。さらに、ポイントサイトでの還元も大幅増額しています。例えばライフメディアでは、8100円相当の還元が提示されています。
まとめ
三井住友カード ゴールド (NL)は、ポイント還元率は特筆すべき点があるわけではないですが、年会費を修行で永年無料にできることと、SBI証券の投資信託の積立決済の還元率が平カードの2倍の1%になる点は大きいです。修行には1年間で100万円の決済が必要ですが、上記21100円相当の還元＋1年間の修行で100万円ちょうどまで利用したとして、15000ポイント還元。合計還元率は3.6%overになるので、修行のために支払いを集約する価値は十分にあると思います。初年度で年会費永年無料にしつつ、2年目以降は投信積立専用カードとすることで効果的な使い方ができそうです。
追記：即時発行でカードをゲットしました。
この記事を書いたあとに早速即時発行の申込を行い、無事即時発行されました。SBI証券のクレカ登録はSFCカードを使っていたのですが、今からゴールドカードNLに切り替えようと思います。
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